[ ICT ]
(2018/10/27 07:00)
【ロンドン=時事】英国の個人情報保護当局は25日、米インターネット交流サイト最大手フェイスブック(FB)に対し、個人情報を流出させたとして、50万ポンド(約7200万円)の罰金を科したと発表した。
英当局によると、フェイスブックは世界全体で約8700万人分の個人情報を英選挙コンサルティング会社ケンブリッジ・アナリティカに流出させた疑いがある。流出した情報は2016年の米大統領選で、トランプ陣営に有利となる選挙運動に活用された疑いが指摘されている。
英当局は、欧州連合(EU)が個人情報保護を強化するため5月に導入した「一般データ保護規則(GDPR)」が適用されたら、さらに巨額の制裁金を科せられていたと指摘。流出は新規則施行前だったため、適用を逃れた。今回は旧制度の下での罰金としては最高額となった。
(2018/10/27 07:00)