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[ 商社・流通・サービス ]
(2018/11/12 07:00)
中国の電子商取引会社アリババ・グループ・ホールディングは、毎年恒例となった11月11日の「独身の日」セールで取引額が2135億元(約3兆4900億円)と過去最高を更新した。
アリババによると、これまでの集計で同日に最も取引が多かった製品ブランド上位3位は小米とアップル、 ダイソン。アリババはこのイベントをテレビ中継して一大エンターテインメントにしており、今年はサーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」や米国の歌手マライア・キャリーさんらを招いて一層盛り上げた。
この年次イベントは、今やアリババだけでなく中国全体にとっても先行きを占う重要指標となった。米中が互いに相手国製品に関税をかけ合い緊張が高まったことで株式相場は下押しされ、中国経済への打撃が大きくなる恐れも出ている。しかし、こうした中で開催された今年の独身の日セールは、中国の消費者心理の底堅さをうかがわせた。
アリババのニュース・ウェブサイトによれば、今年は開始からわずか2時間弱で取引額が1000億元(約1.6兆円)を超えた。
同社の張勇(ダニエル・チャン)最高経営責任者(CEO)は上海で記者団に対し、「出品する業者はインターネットをフルに活用し、消費の質向上に貢献している」と述べた。(ブルームバーグ)
(2018/11/12 07:00)