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[ 商社・流通・サービス ]
(2018/12/3 19:00)
セブン―イレブン・ジャパンが、東京都内の加盟店に対し、店頭にある灰皿の撤去を要請したことが2日、分かった。飲食店での禁煙の広がりや受動喫煙を嫌う客の声を踏まえ、健康配慮の姿勢を打ち出す。まずは都内で検証し、全国に広げるかどうか判断する。
セブンが都内で展開する店舗は約2700店。このうち、店頭に灰皿を置く約1000店に対し、1カ月ほど前に撤去を要請した。灰皿は加盟店の備品のため強制力はないが、要請を受け入れた店では客への告知文を掲示し、3日から順次撤去を始める。都内の直営店は灰皿を置いていないという。
同社は全国の9割以上の店舗でたばこを販売しており、全体の売り上げの2割を占める。購入後に店頭で吸う客もおり、多くの店では販売促進や吸い殻の散乱防止の目的で灰皿を置いている。
ただ、駐車スペースのある郊外店などでは、コンビニが休憩場の役割を果たしている面もあり、地方はもちろん、都内の全店で灰皿を撤去できるかどうかは不透明だ。(時事)
(2018/12/3 19:00)