[ ロボット ]
(2018/12/5 11:30)
ロボットが小売り世界最大手の米ウォルマートの店舗にやってくる。しかし、単なる客寄せとして登場するわけではない。
ウォルマートは来年1月末までに米国の一部店舗で、ソフトバンクグループが出資する米新興企業ブレイン・コーポレーションの技術を搭載した自動床清掃ロボット360台を導入する。同社がブレインと共同で発表した。ブレインによれば、ロボットは周りに顧客がいても自動で床を清掃することができる。
ブレインは自社でハードウエアを製造せず、ソフトウエア「ブレインOS」の開発に特化している。最初は人間がロボットを操作し、清掃が必要なスペースのレイアウトを「教える」必要がある。その後、ロボットは自律的にタスクを実行することが可能となる。
ロボットは既に米シアトル、サンディエゴ、ボストン、マイアミの空港での床清掃に導入されていると、ブレインのユージン・イジケビッチ最高経営責任者(CEO)は説明。ブレインは先月、ソフトバンクグループのソフトバンクロボティクスと共同開発した日本市場向けの小型版の清掃ロボットを発表している。(ブルームバーグ)
(2018/12/5 11:30)