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[ 商社・流通・サービス ]
(2018/12/8 07:00)
スポーツウエアメーカーの安踏体育用品を中心とする中国の投資家グループは、テニスラケット「ウイルソン」や野球のバット「ルイスビルスラッガー」など有名スポーツブランドを保有するフィンランドのアメアスポーツを、52億ドル(約5900億円)で買収することで同社と合意した。
投資家グループはアメアスポーツの株主に対し、1株当たり現金40ユーロ(約5100円)を支払う。総額では約46億ユーロとなる。投資家グループには中国のプライベートエクイティ(未公開株、PE)投資会社のファウンテンベスト・パートナーズ(方源資本)が含まれる。中国による欧州資産の買収としては、中国投資(CIC)が2017年6月に欧州のロジコールを約140億ドルで買収することで合意して以来最大。
投資家グループには他に、カナダのヨガウエア販売会社ルルレモン・アスレティカの創業者、チップ・ウィルソン氏や、中国のインターネット大手テンセント・ホールディングス(騰訊)も含まれる。(ブルームバーグ)
(2018/12/8 07:00)