【電子版】米テスラ、閉鎖予定のGM工場 一部取得を検討 マスク氏が示唆

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  来年にも閉鎖予定のGMのオハイオ州ローズタウン工場。シボレー・クルーズを生産している（GM提供）

　米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者（CEO）はCBSの報道番組「60ミニッツ」で、米ゼネラル・モーターズ（GM）が来年閉鎖する北米5工場の一部を取得することを前向きに検討するかもしれないと語った。GMが人員削減を巡り政治的批判にさらされる中、雇用創出に動く可能性を打ち出したライバル企業はこれで2社目。

　マスク氏は9日に放映されたレスリー・スタール氏とのインタビューで発言。CBSが7日にインタビューの抜粋を公表した。自動車業界ではフィアット・クライスラー・オートモービルズ（FCA）もデトロイトにある遊休状態のエンジン工場の一つを再開して新型「ジープ」を生産する計画。

　テスラは、自社の電気自動車（EV）「モデルS」と「X」、「3」を全て、GMとトヨタ自動車の合弁会社から取得したカリフォルニア州の自動車工場で生産している。（ブルームバーグ）