- トップ
- 自動車・輸送機ニュース
- 記事詳細
[ 自動車・輸送機 ]
(2018/12/14 16:30)
【パリ=時事】ロイター通信は13日、フランス政府が、ルノー会長兼最高経営責任者(CEO)で日本で逮捕されたカルロス・ゴーン容疑者の後継候補を選ぶ作業に着手したと報じた。ルノー出身のトヨタ自動車副社長ディディエ・ルロワ氏も候補に挙がっているもようだ。
ロイターによると、ルノー関係者は「公式なものは何もないが、政府は候補者の選定作業を進めている」と述べた。ルロワ氏は「臆測にはコメントしない。トヨタでの仕事に100%集中している」と語ったという。
ルノーは13日、取締役会を開き、提携関係にある日産自動車によるゴーン容疑者の調査に関して説明を受けた。取締役会では、同容疑者を当面留任させる一方、暫定トップを務めるボロレ副CEOが事業を統括する方針を確認した。
ただ、ロイターによれば、ブレア元英首相の妻シェリー・ブレア氏ら複数の取締役がゴーン容疑者の留任に異議を唱えた。ブレア氏は「こうした状況を永遠に続けることはできない」などと訴えた。2人の社外取締役らも経営陣の危機管理をめぐり懸念を示した。
(2018/12/14 16:30)