[ ICT ]
(2018/12/15 07:00)
【シリコンバレー=時事】インターネット交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブックは14日、プログラムの欠陥により、利用者の許可した範囲を超えて、外部のアプリ開発者が写真を共有できる状態だったと発表した。欠陥は修復済みだが、9月13日から25日にかけて最大680万人の写真が流出した恐れがある。
写真を入手できたのは、876の開発者が作製した最大1500のアプリ。フェイスブックはブログで謝罪するとともに、影響を受けた利用者に個別に通知する方針を示した。
対象はアプリ開発者に写真へのアクセスを許可した利用者。通常は自身に関する投稿を時系列で表示する機能「タイムライン」で共有された写真のみが対象となる。しかし、他の機能で使用した写真や、サイト内に保存したものの投稿はしていない写真を取得された疑いがある。
フェイスブックでは今春、利用者の個人情報がアプリ開発者を通じて英選挙コンサルティング会社に流出していた問題が発覚。その後もデータ管理をめぐる失態が相次いでおり、風当たりが一段と強まりそうだ。
(2018/12/15 07:00)