[ 政治・経済 ]
(2018/12/16 15:00)
【ニューヨーク=時事】安全保障面から外資による買収案件を審査する対米外国投資委員会(CFIUS)が今週にも、米携帯電話3位TモバイルUSと同4位スプリントの合併を承認する見通しとなった。ロイター通信が14日報じた。それぞれの親会社である独ドイツテレコムとソフトバンクグループが、中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)製品の使用を見直す考えを示したためという。
合併実現には、米司法省と米連邦通信委員会(FCC)の承認も必要となる。
ファーウェイ製品をめぐっては、中国政府に機密情報が流出する恐れがあるとして、米当局が同盟国に使用中止を要請しているとされる。日本政府は今月、ファーウェイなどの製品を政府調達から事実上除外する方針を決めた。
ロイターによると、Tモバイルとスプリントはファーウェイ製品を使用していないが、各親会社が海外市場で使用していることをCFIUSが問題視していた。
(2018/12/16 15:00)