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[ 環境・エネルギー ]
(2019/1/2 09:00)
【ローマ=AFP時事】「水の都」として知られるイタリア屈指の観光地ベネチアで、観光客に対する「訪問税」が導入される。環境美化と治安維持が目的という。
ベネチア市議会が12月29日に予算案の一部として承認した。7月から全観光客に対し、上陸時に季節に応じて2.5~10ユーロ(約320~1260円)の支払いを求める。宿泊の有無は問わず、クルーズ船ツアーで立ち寄る日帰り旅行者も対象だ。
市は新税による歳入を年間5000万ユーロ(約63億円)と見積もる。ブルニャーロ市長は伊紙レプブリカに「歴史地区の清掃代や警備費は長年ベネチア市民が支払ってきた」と指摘。この新措置で「街を清潔に保ち、住民がより快適に過ごせる」と強調した。
(2019/1/2 09:00)