[ ICT ]
(2019/1/3 07:30)
【シリコンバレー=時事】米アップルは2日、18年10~12月期の売上高見通しを前年同期比4.9%減の840億ドル(約9兆円)に下方修正した。主力のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売が中国で振るわなかったことが主因。減収は16年7~9月期以来、9四半期(2年3カ月)ぶりとなる。
アップルは今月29日に18年10~12月期決算を発表する。これに先立ちクック最高経営責任者(CEO)が投資家向けの書簡で暫定値を明らかにした。昨年11月に発表した売上高予想は890億~930億ドルだった。
クックCEOは、米中貿易摩擦の激化の影響もあり、「特に中華圏の景気減速の度合いは予想していなかった」と指摘。一部の先進国でも、旧機種の電池交換費用を大幅値下げしたことなどが響き、アイフォーンの買い替え需要は「思ったほど強くなかった」と語った。
(2019/1/3 07:30)