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[ 科学技術・大学 ]
(2019/1/7 05:00)
【ロンドン=時事】太った犬は正常な体重の犬に比べ最大で2年半ほど短命―。ペットの犬に餌を与え過ぎると寿命に深刻な影響をもたらすと、獣医学誌に掲載された英リバプール大などの論文が訴えている。
3日に公表された論文の共著者アレクサンダー・ジャーマン同大教授は「多くの飼い主にとって、おいしい食事を少し分け与えるのはペットに愛情を示す方法だ。しかし、犬に健康で長生きしてもらいたいなら、与える餌に注意を払ってほしい」と促している。
調査は人気のある12犬種の5万頭以上を対象に実施。程度の違いはあっても全ての犬種で同様の傾向が見られたという。
ヨークシャーテリアの雄を例に取ると、正常な体重では寿命が16.2歳なのに対し、太っていると13.7歳で、約2年半短命だった。チワワの雄でも約2年1カ月。最も差の少ないジャーマン・シェパードの雄でも約5カ月、短命だ。
犬種による差が出る理由は、今回の調査では「はっきりしない」と結論付けられた。ただ、肥満がもたらす病気が原因と推測されている。
(2019/1/7 05:00)
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