[ ICT ]
(2019/1/22 14:30)
グーグルがニュース集約サービスの重要性をどう考えているのかを、欧州の議員らが試すことになりそうだ。
欧州連合(EU)は物議を醸している著作権法改革の取りまとめを進めている。新たなルールの下では、出版業者はアルファベット傘下のグーグルやフェイスブックといったプラットフォーマーに対し、ニュース検索結果として記事の抜粋がウェブ上に表示されたり、ユーザーによって共有されたりした際に使用料を請求できるようになる。
グーグルの欧州中東アフリカ担当公共政策マネジャー、ジェニファー・バーナル氏は、新ルール成立の見通しを受けて同社は、欧州大陸での「グーグル・ニュース」撤退を検討するに至ったと説明。さまざまな選択肢を検討中であり、最終的な法律の文言を分析した上で結論を出す方針を明らかにし、撤退の場合はやむを得ない措置との位置付けを明らかにした。
EUは今週初めにルールの最終的な取りまとめを計画していたが、加盟国間の意見相違で結論は先送りされた。EUの行政執行機関である欧州委員会による2016年の同ル-ル提案で始まった法制化プロセスは、今回の延期で一段と後ずれすることになる。(ブルームバーグ)
(2019/1/22 14:30)