【電子版】英政府、「デジタル課税」導入認めず EU規定抵触の恐れ

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  英政府はEUの国家援助規制に抵触する恐れがあるとしてIT大手に対するデジタル課税を認めない方針を決定した（14年6月、ロンドン・リージェントストリート＝ブルームバーグ）

【ロイター時事】英政府は、欧州連合（EU）の規定に抵触するとして、IT大手に課税する「デジタルサービス税」を認めないことを決めた。英紙タイムズが報じた。

　同紙によると、ストライド金融担当政務官は財務特別委員会のモーガン議長宛ての書簡で、同税はEUの国家援助規制に違反する「高いリスク」があると説明した。

　EU離脱を3月29日に控える英国は、EUと合意した離脱協定案で、EUの国家援助規制について「ダイナミックに協力」することを受け入れたという。

　デジタルサービス税は昨年8月、ハモンド財務相が導入検討を示唆していた。