[ 政治・経済 ]
(2019/1/30 17:00)
警察庁は30日、新東名高速道路、東北自動車道の一部区間で3月1日午前10時から試験的に最高速度を時速120キロメートルに引き上げると発表した。「110キロの試行で一定の安全が確保できたため」と説明している。
120キロメートルの試行は少なくとも1年間続ける予定。走行速度の変化や事故発生状況を分析し、他の路線・区間での引き上げを検討する。
同庁によると、対象は新東名高速の新静岡―森掛川インターチェンジ間(静岡県、約50キロメートル)と東北道花巻南―盛岡南インターチェンジ間(岩手県、約27キロメートル)の上下線。大型トラックなどは対象外で、80キロメートルのままとする。
両区間では現在、最高速度を100キロから110キロメートルに引き上げる試行を実施中。試行開始の前後1年間で比べると、走行速度は新東名高速上りが1.5キロ、下りは0.3キロメートル上昇し、東北道は上下とも低下した。死傷事故件数は、新東名高速下りで1件増えた以外は横ばいか減少だった。(時事)
(2019/1/30 17:00)