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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/2/2 07:00)
欧州の航空機メーカー、エアバスは約1年前に超大型機「A380」の受注を獲得し、同機の生産体制が維持されたとみられていたが、その先行きが再び危ぶまれている。
事情に詳しい関係者によると、A380を直近で20機注文したエミレーツ航空は、その一部または全てを小型のA350シリーズやA330neoなどに切り替えることを検討している様子だ。正式に決定されればA380の受注残は減り、他の航空会社からの関心も乏しいことからエアバスはA380の開発・生産を打ち切る可能性がある。A380は商業サービスの開始からわずか11年しかたっていない。
部外秘の情報であることから匿名を条件にした関係者は、エアバスは受注残をこなすまでA380を維持するが、それは最終的には生産を終了させるという意味だと述べた。
エアバスが証券取引所に提出した文書では、A380の契約を巡りエミレーツと協議しているとし、16の選択肢が挙がっていると明らかにした。エミレーツは交渉が進行していることを認め、A380にエンジンを供給する英ロールス・ロイス・ホールディングスはコメントを控えた。(ブルームバーグ)
(2019/2/2 07:00)