[ ICT ]
(2019/2/3 10:00)
【シリコンバレー=時事】インターネット交流サイト最大手の米フェイスブックが30日発表した2018年10-12月期決算は、売上高が前年同期比30.4%増の169億1400万ドル(約1兆8400億円)、純利益が61.3%増の68億8200万ドルとなった。利用者数の増加を背景に、携帯端末向けを中心に広告収入が好調に推移し、売上高・利益ともに過去最高だった。
12月末の月間利用者数は23億2000万人と9月末に比べて2%増加。北米は横ばいだったものの、前四半期比で減少が続いていた欧州は増加に転じた。
マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は声明で「大きな社会問題に集中するため会社の運営方法を根本的に変えた」と述べた。
フェイスブック傘下のアプリのうち少なくとも一つを毎月利用する人は27億人に上った。実質1株利益は、2.38ドルとなり、市場予想平均(リフィニティブ調べ)の2.19ドルを上回った。
個人情報をめぐるスキャンダルやサイトの安全性対策への投資の増加で業績の鈍化が懸念されていたが、市場予想を上回る好決算を受けて30日の時間外取引でフェイスブックの株価は大幅に上昇している。
(2019/2/3 10:00)