[ トピックス ]
(2019/2/8 05:00)
9日に発売する日刊工業新聞社発行の月刊誌「機械設計」3月号では、「カム機構活用の新たな展開」を特集する。
カム機構は高精度なモーションコントロールを実現する技術として大きな役割を果たしてきた。しかし、近年、その役割をサーボモーターに代替されるケースが増えてきた。
ところが最近、カム機構の特性が見直され、新たな用途が広がっている。
例えば、従来、間欠割り出し装置の要素として使われてきたローラギアカム機構やバレルカム機構のカムを停留部のない等速曲線にすることによって新しい減速機の方式が考案され、工作機械やロボットに採用されている。
今後は人工知能(AI)やセンサーなどとの組み合わせにより新たな活用例が増えていくことが期待されている。
本特集では、最近のカム機構の特性を生かした適用例などを取り上げ、設計に適用する際のポイントなどを具体的に紹介し、カム機構の新たな可能性を探った。併せてタイミング線図やカム曲線の設計方法や立体カムの3次元モデリングの手法など、設計実務に不可欠な事項についても解説した。
(2019/2/8 05:00)