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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/3/1 10:00)
米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は3万5000ドル(約390万円)のセダン「モデル3」投入という大きな約束の一つを果たしつつある。その一方で、これまで予想していた1-3月(第1四半期)の黒字は実現できない公算が大きいことを明らかにした。
マスクCEOは2月28日に記者団に対し、1-3月期の黒字確保が困難な理由として中国や欧州での電気自動車(EV)販売に伴う課題を挙げた。同社は待望の低価格バージョン投入を発表するとともに、世界にある多くの店舗を閉鎖することで価格引き下げを実現できるとした。
テスラは28日のブログ投稿で、販売を全てオンライン経由に移行することで車両価格を平均で約6%引き下げることが可能になると説明。「モデル3」の3万5000ドルのバージョンはこの日から入手可能になった。予約の受け付けは約3年前に開始していた。
同社はブログで「交通量の多い場所にある少数の店舗は展示場やテスラの情報センターとして残すが、今後数カ月で当社の多くの店舗を閉鎖する」と明らかにした上で、「オンライン販売によって米国内のどの州の誰でも迅速かつ簡単にテスラ車を購入できる」とした。
発表前の2日間に上昇していたテスラの株価はこの日の時間外取引で一時4.1%下落した。(ブルームバーグ)
Exact Tesla Model 3 in my profile pic costs $35k before incentives & takes 1 minute to buy online at https://t.co/46TXqRrsdr
— Elon Musk (@elonmusk) 2019年3月1日
(2019/3/1 10:00)