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[ 商社・流通・サービス ]
(2019/3/1 14:00)
配車サービスの米ウーバー・テクノロジーズはドバイを本拠とする同業カリーム・ネットワークスの買収に向け協議を進めていると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。協議は進展した段階にあり、まとまればウーバーの中東事業拡大につながる。
協議が社外秘であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、両社は現金と株式交換方式による買収合意を今後数週間内に発表する可能性がある。カリームの企業価値は約30億ドル(約3350億円)と見積もられているという。
関係者によると、交渉は続いており、最終的な合意に達しないこともあり得る。両社は昨年7月、コスト負担の大きい競争状態の解消を目指して、中東事業の統合に向けた予備的交渉を行ったと、事情に詳しい関係者が当時明らかにしていた。
サウジアラビアのアルワリード王子の投資会社や楽天などが出資するカリームは、2016年の資金調達ラウンドで企業価値は約10億ドルだった。カリームのウェブサイトによると、同社の登録ドライバー数は100万人以上で、中東の100余りの都市で事業を展開している。(ブルームバーグ)
(2019/3/1 14:00)