[ ICT ]

【電子版】米アップル、20年にサービス収入倍増へ クックCEO「かつてないほど楽観的」

(2019/3/3 12:00)

  • ティム・クックCEO(18年9月、カリフォルニア・クパチーノ=ブルームバーグ)

 米アップルのクック最高経営責任者(CEO)は1日、同社の現状と将来の見通しに関して「かつてないほど楽観的」だと述べた。同CEOはカリフォルニア州クパチーノの本社での株主総会で、アップルは常に投資家を感動させる新製品の開発を進めているが、「サイコロを振る」ようにうまくいくものもあれば、そうでないものもあると語った。

 またクックCEOは同社のサービス収入について、依然として2016年の約250億ドルから20年には倍増する見通しだとあらためて発言した。

 同CEOは最終的に、高解像度のディスプレーが搭載された1200ドルのノートパソコン「マックブック・エア」の値下げを目指すとした上で、「アップル・ウオッチ」や「エアポッド」関連の製品ロードマップが存在すると発言。さらにアップル・ウオッチには健康に関する機能が追加されるだろうと示唆した。

 1日の米株式市場でアップルの終値は1.1%高の174.97ドル。クックCEOが発言する前は下げていた。

 アップルの主力製品「iPhone(アイフォーン)」の需要が鈍化し、18年10-12月(第1四半期)が減収となったことから、投資家は革新的な新製品・技術を期待している。クックCEOはこれまで、拡張現実(AR)が革新的な技術となると述べてきており、アップルはARグラスを開発中だ。

 しかし当面は、伸びているサービス事業やアップル・ウオッチなどの販売拡大に重点を置く方針。クックCEOは同社が昨年18社を買収し、さらなる買収機会を常に探っていると語った。(ブルームバーグ)

(2019/3/3 12:00)

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