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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/3/8 10:30)
米テスラは中国国内の自動車・バッテリー工場の建設に向け、同国の銀行から最高5億2100万ドル(約580億円)の融資を確保した。これにより同社は初の海外工場での「モデル3」生産に一歩近づいた。
同社の米証券取引委員会(SEC)への届け出によれば、中国建設銀行と中国農業銀行、中国工商銀行、上海浦東発展銀行が融資を実施する。テスラは別途、資産を担保にした与信契約を修正、借り入れ上限を最大7億ドル引き上げた。
7日の米株式市場の時間外取引で、テスラは一時2.3%高を付けた。ニューヨーク時間午後5時5分(日本時間8日午前7時5分)現在、0.9%高で推移している。
マスク最高経営責任者(CEO)は今年1月の時点で、テスラは工場建設と「モデル3」の生産能力を週3000台に引き上げるために5億ドル前後が必要になるとの見通しを示していた。総経費はさらに高くなる見通しで、テスラは資金の大半を中国の銀行から賄う計画だとしていた。
テスラは中国国内に完全所有の製造工場を持つ最初の海外自動車メーカーとなるため、中国当局と数年にわたり交渉。今年1月7日に上海郊外で工場の起工式を行った。マスク氏は、年内にバッテリーとモデル3の生産を始める計画だとしている。(ブルームバーグ)
(2019/3/8 10:30)