[ ICT ]
(2019/3/14 13:30)
【ニューヨーク=時事】交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブック(FB)が利用者の個人情報をIT大手などと共有していた問題で、ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は13日、米連邦検察当局がFBを捜査していると報じた。
同紙が関係者の話として報じたところによると、起訴の可否を判断する大陪審は当事者に情報提出を命じており、対象にはスマートフォンなどを製造する大手企業2社が含まれる。FBはこの2社を含む150以上の企業に利用者の個人情報共有を許可していたと報じられた。
FBの個人情報流出問題をめぐっては、英選挙コンサルティング会社ケンブリッジ・アナリティカが最大で8700万人のFB利用者の情報を不正入手し、2016年の米大統領選でトランプ陣営の選挙運動に活用した疑いが浮上。昨年4月には、FBのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が米議会の公聴会で証言し、プライバシー保護が不十分だったと謝罪するとともに、再発防止への決意を表明した。
(2019/3/14 13:30)