【電子版】米当局、GM申請のハンドル・ペダルない自動運転車 走行許可で意見公募へ

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  GMが実用化を目指す「クルーズAV」の内装（同社提供）

【ワシントン＝ロイター時事】米運輸省道路交通安全局（NHTSA）は15日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ（GM）に自動運転車の走行許可を与えるかどうかについて、意見公募を行うと発表した。

　GMは昨年1月、ハンドルやペダルのない自動運転車に自動車安全基準の適用除外を認め、台数を限定した走行を許可するよう同省に申請した。現行の安全基準は数十年前に作成され、人が運転操作することを前提としている。

　同省はGMの申請に対していかなる判断もなされていないと説明。人が運転操作に関与しない車の展開に関する疑問点について、少なくとも60日間の意見公募を行うとした。

　GMは2019年末までに自動運転車を実用化する計画だが、規制当局による走行許可を得られるかどうかは不透明なままだ。同社の広報担当者は「計画に変更はない」と述べた。

　NHTSAはまた、米新興企業ニューロが低速の自動運転宅配車の走行許可を申請したことも公表した。同社にはソフトバンクグループが運営するファンドが出資している。