[ ICT ]
(2019/4/4 12:00)
【シリコンバレー=時事】交流サイトの米フェイスブック(FB)をめぐり、米情報セキュリティー企業のアップガードは3日、外部のアプリ運営企業が収集した5億4000万件超の利用者データがインターネット上にさらされていたとする調査結果を公表した。部外者からアクセス可能な状態で米アマゾン・ドット・コムのクラウド上に置かれていた。
問題のデータは、メキシコを拠点とするメディア企業が収集したFB利用者の名前やID、コメントなど。これとは別に、既に運営を終了したアプリの利用者2万2000人のパスワードなどが同様に保存されているケースもあった。外部にさらされていた期間や不正利用の有無は不明。
アップガードは「FBの利用者データは、FBの管理できる範囲をはるかに超えて広がっている」と警告した。FBは取材に対し「指摘を受けて、アマゾンと協力して削除した」とコメント。アマゾンから回答はなかった。
(2019/4/4 12:00)