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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/4/16 05:00)
【フランクフルト=時事】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正事件で、独検察当局は15日、不正発覚時の経営トップ、ウィンターコルン元会長を詐欺などの罪で起訴したと発表した。
元会長は既に昨年3月に米国で起訴されている。独検察は当時のVW幹部ら4人も同時に起訴した。
元会長は、2015年9月の排ガス不正発覚後に辞任するまで、VWのトップに8年以上君臨。独検察は、元会長が14年5月の時点で不正の事実を把握しながら、隠蔽(いんぺい)に加担したと判断、詐欺以外に背任や不正競争防止法違反でも起訴した。
元会長ら当時のVW経営陣はこれまで、不正を把握したのは発覚の直前と弁明。組織的な不正隠しについては否定していた。
(2019/4/16 05:00)