【電子版】米フォード、苦戦のインド攻勢へ マヒンドラと中型SUV共同開発

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  マヒンドラのMPV「Marazzo M8」（19年1月、デトロイトショー＝ブルームバーグ）

　米フォード・モーターとインドのマヒンドラ＆マヒンドラは18日、インドを含む新興国市場向けに中型のスポーツ多目的車（SUV）を共同開発すると発表した。世界3位の乗用車市場であるインドでの収益性維持を図る。

　両社の資料によれば、マヒンドラの共通プラットフォームおよびパワートレインを使うことで製品開発のコストを抑え、経済的スケールメリットを狙う。フォードとマヒンドラは2017年9月に戦略的提携を発表。その後パワートレインの共有とコネクテッドカーのソリューションで合意していた。

　インドの乗用車市場はスズキと韓国の現代自動車がリードしており、これまでシェア拡大に苦戦してきたフォードにとってマヒンドラとの提携は大きな後ろ盾となる。（ブルームバーグ）