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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/4/28 05:00)
【ニューヨーク=時事】米新興電気自動車(EV)メーカーのリビアン・オートモーティブは24日、米自動車大手フォード・モーターから5億ドル(約560億円)の出資を受け入れると発表した。両社はリビアンのプラットフォームを活用したフォードの新型EV開発でも提携する。
フォードはEV分野に総額110億ドルを投じ、人気ピックアップトラック「F150」などの電動車を2020年に投入する計画。リビアンとの共同開発を通じ、EVのラインアップを強化する狙いがある。出資後は少数株主にとどまるが、フォードのヒンリクス自動車担当社長がリビアンの取締役に就任する。
09年創業のリビアンは、三菱自動車の米国生産撤退に伴い中西部イリノイ州の工場を取得、住友商事の出資も受けている。2月にはIT大手アマゾン・ドット・コムを中心とする投資家から7億ドルの出資を受け入れたと発表した。20年後半にEVのピックアップトラックとスポーツ多目的車(SUV)の市場投入を目指しており、米EV大手テスラの「将来のライバル」(米メディア)とみられている。
(2019/4/28 05:00)