[ ICT ]
(2019/5/8 12:30)
【ニューヨーク、マウンテンビュー=ロイター時事】米アルファベット傘下グーグルは7日、廉価版スマートフォン「Pixel(ピクセル)3a」を発表した。販売価格を現行機種の約半額とした。通信大手ベライゾン・コミュニケーションズと契約していた米国での独占販売をやめ、ハードウエア戦略を大きく転換する姿勢を示した。
ピクセルは3年前に市場投入されたが、アップルやサムスン電子の競合スマホに比べ売れ行きが鈍かった。アップルなどはグーグル以上に広告宣伝費を投じたほか、複数の価格を選択できるようにしたり、幅広い販売網を確保したりしていた。
ピクセル3aの価格は399ドルで、昨年投入したピクセル3(799ドル)を大きく下回る。グーグルによると、従来二つ搭載していたカメラを一つにしたほか、ワイヤレス充電機能を選択制にした。販売先は、ピクセル3と同じ13カ国・地域。日本では8日に予約の受け付けを始め、17日に発売する。
ベライゾンでの販売に加え、8日からはピクセルを使用できるTモバイルとスプリント、USセルラーでの販売を開始する。
(2019/5/8 12:30)