[ ICT ]
(2019/5/18 05:00)
【シリコンバレー=時事】画像処理半導体大手の米エヌビディアが16日発表した2019年2-4月期決算は、売上高が前年同期比31%減の22億2000万ドル(約2400億円)、純利益が68%減の3億9400万ドルだった。前年同期に暗号通貨のマイニング(採掘)用やゲーム用の半導体が業績を押し上げた反動で大幅な減収減益となった。
セグメント別では、ゲーム向けが39%減となったほか、データセンター向けも企業の需要減退を反映して10%減となった。ただ、落ち込みの激しかった中国市場のゲーム用半導体について、ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は電話会見で「前向きな兆候が出ている」と語った。ゲーム向けの復調を好感し、エヌビディアの株価は16日の時間外取引で一時急伸した。
実質1株利益は0.88ドルとなった。5-8月期の売上高は25億5000万ドル前後を見込む。
(2019/5/18 05:00)