[ ICT ]
(2019/5/21 05:00)
【ロンドン=ロイター時事】米IT大手グーグルがスマートフォン向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」の更新版を中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)に提供するのを打ち切ると決めた中、ファーウェイは20日、同社製のスマホやタブレット端末へのセキュリティー更新やサービスを提供し続けると表明した。
今後発売する機種の対応については明言を避けた。ただ、特別なライセンスを得ない限り、Gメールやユーチューブ、地図といった人気サービスへのアクセスも制限される見通し。
ファーウェイの広報担当者はメールで「既存の全てのスマホとタブレット製品にセキュリティー更新とアフターサービスを提供し続ける。世界で販売された製品のほか、在庫も対象となる」と説明。「引き続き安全で持続可能なソフトウエアのエコシステムを構築していく」と述べた。
米調査会社IDCによると、ファーウェイの昨年のスマホ出荷台数2億0800万台の約半数が中国本土以外で販売された。欧州が最重要市場で今年1-3月の市場シェアは29%を占めた。
(2019/5/21 05:00)