[ ICT ]
(2019/5/22 05:00)
中国最大のテクノロジー企業、華為技術(ファーウェイ)は自社製モバイル端末向けの基本ソフト(OS)構築に取り組んでおり、グーグルの「アンドロイド」に対抗することを検討している。ファーウェイは米政府によるブラックリスト指定を受け、半導体や部品、ソフトウエアのサプライヤーとの協力関係が脅かされている。
ファーウェイは21日、新型端末に搭載を予定するOSに関する機能の一部で、グーグルがアクセスを遮断することを確認したと表明。これに関して同社親会社のアルファベットと協議したという。
ファーウェイの欧州連合(EU)機構首席代表の劉康氏は、ブリュッセルで開かれたイベントで、グーグルのOSが利用可能でなくなれば、「当然、それに代わる選択肢に向かう。社内か別の企業だ」と発言。これまでも独自OSの開発に取り組んできたとしつつ、市場投入の準備が整う時期の詳細には触れなかった。
ファーウェイは米国の措置の影響を緩和するため、やれることは全てすると語った。(ブルームバーグ)
(2019/5/22 05:00)