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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/5/23 11:30)
米連邦航空局(FAA)はボーイング737MAXの運航停止措置の解除を急がない方針で、解除のスケジュールや時期は未定だと当局者が明らかにした。
FAAのエルウェル局長代行は22日に記者団に対し、昨年10月以降の2回の墜落事故に関連した誤動作を修正するためボーイングが提案している改善策を同局の技術専門家が検証しており、「隅々まで調べる」と説明。「自信を持って運航停止命令を解除する上で必要なことを全て見つけるのに1年かかるとすれば、それはそれで仕方ない」と語った。同局長代行は翌日から世界の規制当局との会合に臨む。
米テキサス州フォートワースで開かれるこの会合は、ボーイングとFAAにとって極めて大きな意味を持つ。ボーイングで最も売れ行きの良いジェット機シリーズは運航停止措置が延長される恐れがあり、FAAは航空機の安全性判断の権威としての評判を試される。同会合には31カ国と欧州航空安全庁(EASA)や国連の国際民間航空機関(ICAO)の代表らが出席する予定。(ブルームバーグ)
(2019/5/23 11:30)