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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/5/25 05:00)
【ニューヨーク=時事】ロイター通信は23日、米連邦航空局(FAA)が墜落事故の相次いだ米ボーイング製の新型旅客機「737MAX」について、早ければ6月後半にも米国での運航再開を許可するとの見通しを示したと報じた。FAA関係者が、国際民間航空機関(ICAO)理事会メンバーとの非公式会合で明らかにしたという。
FAAとボーイングの関係者はこの日、カナダ・モントリオールで開かれたICAO理事会の会合に出席し、同型機に関する説明を行った。
これに加え、アメリカン航空など米航空大手3社の関係者はこの日、当局の運航再開許可が降りた後、実際の運航までに100-150時間を要するとの見通しを明らかにした。改修後の新ソフトウエアの適用などに時間がかかるためという。
737MAX、準備に150時間必要 米航空3社推計
【シカゴ=ロイター時事】米航空機大手ボーイングの新型旅客機「737MAX」を運航する米航空大手3社の幹部は、規制当局による再開許可後、運航までの準備に1機当たり100-150時間が必要になるとの推計をロイター通信に明らかにした。
737MAXは、インドネシアとエチオピアでの墜落事故を受けて、運航停止になっている。
アメリカン航空、ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス傘下のユナイテッド航空、サウスウエスト航空の3社の幹部によると、ボーイングと同型機を運航する航空各社が今週、準備作業について話し合う会合をマイアミで開いた。準備作業には液体交換、エンジン検査に加えて、新しい737MAXのソフトウエアのアップロードなどが含まれる。操縦士の訓練時間は含まない。
ボーイングは、各社のメンテナンスに関する推計については、コメントしなかった。一方で広報担当者によると、メンテナンスとエンジニアリングのチームが顧客各社と連携し、運航再開許可後に計画的に効率よく運航する方法を探っているという。
(2019/5/25 05:00)