[ ICT ]
(2019/5/25 05:00)
【北京=時事】香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)は24日、消息筋の話として、米IT大手マイクロソフト(MS)が中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)からの新規受注を停止したと報じた。同社と米企業の取引を原則禁じる米政府制裁を受けた措置。グーグルも既に取引を停止したと伝えられており、ファーウェイにとって新たな打撃となるのは必至だ。
マイクロソフトはパソコン(PC)向け基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」とコンテンツ関係のサービスを停止。既存のパソコンに影響はなく、ウィンドウズの更新も受けられるという。消息筋は「停止は一時的にとどまる可能性がある」と述べた。
ファーウェイは2016年から米国でパソコンやタブレット端末を販売。主力のスマートフォンが事実上締め出される中、パソコンを米市場開拓の柱に位置付けていた。
ファーウェイの幹部は先に、スマホやパソコン、タブレットからテレビや自動車にまで対応する独自のOSを今年秋にも市場投入する方針を示している。
(2019/5/25 05:00)