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[ エレクトロニクス ]
(2019/6/12 05:00)
【台北=時事】電子機器受託製造(EMS)最大手の台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業は11日開いた投資家向け説明会で、取締役ら9人で構成する経営委員会を発足させることを明らかにした。創業者でカリスマ経営者の郭台銘会長は来年の台湾総統選への出馬を目指し、会長職を退く意向。鴻海は郭氏による「ワンマン体制」を脱却し、集団経営体制への移行を図る。
説明会は半導体事業の責任者で、取締役候補の劉揚偉氏が取り仕切っており、経営委の委員を兼務する劉氏が郭会長の後任に就くことがほぼ確実になった。21日の株主総会後の取締役会で正式に選出される見通し。
劉氏は説明会後の記者会見で、子会社のシャープについて「既に黒字化を実現しており、経営はシャープに任せる」と述べた。
(2019/6/12 05:00)