[ ICT ]
(2019/6/19 05:00)
【ニューヨーク=時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は18日、米アップルが経営再建中の中小型液晶大手ジャパンディスプレイ(JDI)に対し、債権放棄などの形で支援を行うことに意欲を示していると伝えた。
同紙が交渉筋の話として報じたところによれば、JDIへの出資予定者が同社に対し、アップルから一部債務の免除や最大200億円の出資、受注の保証などを取り付けるよう求めている。アップルはこうした要求の検討を示唆したという。
JDIは主要顧客アップル向けにスマートフォン用の液晶パネルを供給しているが、スマホ市場が飽和状態にあるため業績が低迷。中国の投資ファンドが主導する企業連合から支援を受ける予定で、アップルも既に借入金返済の猶予を認めている。
(2019/6/19 05:00)