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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/6/25 05:00)
【ワシントン=ロイター時事】米商務省が、電気自動車(EV)大手のテスラが求めていた日本から輸入するアルミニウムへの10%関税免除に同意していたことが、政府のウェブサイトにこのほど掲載した文書で分かった。
文書は5日付で、十分に妥当な範囲で利用可能な数量や満足できる質のアルミが米国内で生産されていないと認めた。
アルミは日本軽金属ホールディングスが生産、ネバダ州の電池工場「ギガファクトリー」でバッテリーセルの製造に用いる。テスラは、年間1万トン分の関税除外を求めていた。
バッテリーセルはパックに組み立てられ、「モデル3」のエネルギー源などになる。テスラは要請で「こうしたバッテリータイプを扱う米製造業者は当社に限られ、想定される生産規模は向こう数年間で飛躍的に拡大していく」と説明した。
テスラの要請に反対意見は提出されなかった。適用除外は1年間有効。テスラのコメントは現時点で得られていない。
(2019/6/25 05:00)