【電子版】独BMW、電動車投入計画 2年前倒し 23年に25車種、半数超がEVに

• 

  BMWのEV「iネクスト」（4月16日、中国・上海＝ブルームバーグ）

【フランクフルト＝時事】ドイツ自動車大手BMWは25日、2025年までに電気を動力に使う電動車の数を25車種に増やすとした計画を2年前倒しで23年に実現する方針を明らかにした。このうち半数以上を純粋な電気自動車（EV）が占めるという。

　クリューガー社長は「持続可能なモビリティへの変遷の中で実践のテンポを上げる。電動車の販売は21年までに19年比で倍増するだろう。（計画の前倒しで）成長カーブは25年まで急上昇し、毎年平均30％増を予想する」と話した。同社によれば、プラグインハイブリッド（PHV）も含めた電動車の総販売台数は今年末までに50万台を突破する見通し。

　今後のEVの導入計画をみると、年内に「ミニ」の生産を英オックスフォード工場で開始し、20年は中国の瀋陽工場で「iX3」を生産。21年は国内ディンゴルフィング工場で次世代EV「iネクスト」を、ミュンヘン工場で「i4」を生産する計画だ。