[ ICT ]
(2019/7/19 05:00)
【ロンドン=時事】日本から世界に広まった「emoji(絵文字)」の普及を祝う非公式の「世界絵文字デー」を17日に迎え、世界中の交流サイト(SNS)では表情豊かな絵文字を使った情報発信が行われた。意思疎通の手段として急拡大していることを示した。
米IT大手アップルはこの日を記念し、新たに制作した絵文字を公表。今秋からスマートフォンなどで利用可能にする。国連の公式ツイッターもメッセージを発信するなど、SNSには絵文字があふれた。
この記念日は、解説サイト「エモジペディア」の創業者が提唱し、2014年から始まった。カレンダーの絵文字が7月17日を表示していることがきっかけだという。
オランダのアムステルダム国立美術館は公式動画で「とても優れたコミュニケーション・システムだ」と指摘し、「絵文字は芸術か?」と問い掛けた。英民放スカイニューズは「われわれの生活の一部になった」という専門家の談話を紹介している。
主要IT企業などが使用する絵文字を管理する非営利団体(NGO)によると、同NGOが認定した絵文字は1995年には76種類だけだったが、2019年には累計で3000種類以上に達したという。
(2019/7/19 05:00)