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[ エレクトロニクス ]
(2019/7/19 10:00)
【ブリュッセル=時事】欧州連合(EU)欧州委員会は18日、米半導体大手クアルコムが第3世代(3G)通信用のチップセットを競合メーカー排除の目的で不当に安く販売し、EU競争法(独禁法)に違反したとして、2億4200万ユーロ(約292億円)の制裁金を科したと発表した。
欧州委によるとクアルコムは2009年から11年にかけ、市場での支配的な地位を乱用。競合メーカーを排除するため、主要顧客だった中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)に対し、製造コストを下回る価格でチップセットを販売した。
ベステア-欧州委員(競争政策担当)は声明で、「クアルコムの戦略的な振る舞いは、市場の競争と革新を妨げ、消費者の選択肢を制限した」と強調した。
(2019/7/19 10:00)