[ 自動車・輸送機 ]

【電子版】米ボーイング、737MAX運航停止経費5300億円計上へ 4-6月決算

(2019/7/19 12:30)

  • ボーイングの新型旅客機「737MAX」(15年12月、ボーイング提供)

【シカゴ=時事】米航空機大手ボーイングは18日、インドネシアとエチオピアで墜落事故が相次いだ新型旅客機「737MAX」の運航停止に関連した経費として、2019年4-6月期決算に49億ドル(約5300億円)を計上するとの見通しを示した。この結果、売上高と税引き前利益は56億ドル減少するという。

 737MAXの運航再開時期に関しては、19年第4四半期の早い時期に、各国当局による承認が始まると想定。ただ、実際の時期は異なる可能性があると付け加えた。

 ミューレンバーグ最高経営責任者(CEO)は「737MAXの運航が安全に再開されることに引き続き、重点的に取り組んでいる」と指摘。「乗客や乗員の安全性ほど重要なものはない」と強調した。ボーイングは24日に19年4-6月期決算を発表する。

  • サウスウェストによると、「737MAX」の欠航延長で1日約180便がキャンセルされる見通しだという(7月2日、ペンシルバニア州ピッツバーグ国際空港=ブルームバーグ)

米サウスウエスト、11月上旬まで欠航延長

【ニューヨーク=時事】米格安航空大手サウスウエスト航空は18日、2件の墜落事故を起こし世界的に運航停止となっている米ボーイング製新型旅客機「737MAX」について、欠航期間を11月2日まで延長すると発表した。以前の公表では10月2日までだった。航空当局による運航再開承認の見通しが立っていないため。

 欠航期間の延長に伴い、1日約180便がキャンセルされる見通し。

 同社に先立ち、米ユナイテッド航空や米アメリカン航空グループも、同型機の欠航期間を11月上旬まで延長している。

(2019/7/19 12:30)

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