[ ICT ]
(2019/7/26 09:00)
【シリコンバレー=時事】米IT大手グーグルの持ち株会社アルファベットが25日発表した2019年4-6月期決算は、純利益が前年同期比3.1倍の99億4700万ドル(約1兆円)となった。売上高は19%増の389億4400万ドル。主力の広告収入の伸びに加えて、クラウド事業やスマートフォンなどのハード機器を含む部門が4割増収となり、業績をけん引した。
大幅増益は、前年同期に欧州連合(EU)がスマホ用基本ソフトをめぐり同社に科した制裁金の影響がなくなった反動。独占禁止当局がIT大手への監視を強めていることについて、ピチャイ最高経営責任者は「建設的に対応する」と述べるにとどめた。
一方、インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムが同日発表した4-6月期決算は、売上高が前年同期比20%増の634億400万ドル、純利益が4%増の26億2500万ドルだった。利益率の高いクラウド部門が4割近く増収となったものの、伸び率は鈍化した。
(2019/7/26 09:00)