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[ 商社・流通・サービス ]
(2019/7/26 13:00)
アマゾンが検討しているニューヨーク5番街の旧「Lord&Taylor」ビル。現在はウィーワークが保有する(06年6月、NY=ブルームバーグ)
【ニューヨーク=時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は25日、インターネット通販最大手の米アマゾン・ドット・コムがニューヨークで新拠点を探していると報じた。老舗百貨店だった中心街のビルなどが候補に挙がっているという。アマゾンは2月、地元政治家らの反対を受けて市内の拠点開設計画を撤回している。
同紙が関係筋の話として報じたところによれば、候補の一つとなっているビルは目抜き通りの5番街にあり、シェアオフィス運営大手の米ウィーワークが保有。ビルは老舗百貨店ロード・アンド・テイラーの旗艦店だったが、アマゾンなどネット通販の拡大で業績が悪化し、今年1月、104年の歴史に幕を下ろした。ビルはその後ウィーワークに売却された。
アマゾンは昨年11月、ニューヨークなどに第2本社を開設する計画を発表した。ただ、同社が地元政府から受ける30億ドル(約3300億円)規模の税優遇策などをめぐり、地元政治家らが反対運動を展開。同社は計画撤回に追い込まれた。
(2019/7/26 13:00)