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[ 商社・流通・サービス ]
(2019/8/9 12:00)
【ニューヨーク=時事】米配車大手ウーバー・テクノロジーズが8日発表した2019年4-6月期決算は、純損益が52億3600万ドル(約5550億円)の赤字(前年同期は8億7800万ドルの赤字)となった。米メディアによると、四半期の赤字幅としては過去最大。5月の新規株式公開(IPO)に伴う株式報酬の関連費用を計上したほか、研究開発費など先行投資の増大も響いた。
売上高は14.4%増の31億6600万ドル。市場予想平均(リフィニティブ調べ)の33億6000万ドルを下回った。
競争激化を背景に、主力の配車事業の売上高は2.5%増の23億4800万ドルにとどまった。一方、料理宅配サービスの「ウーバーイーツ」事業は72.0%増の5億9500万ドルと大きく伸びた。
総経費は約2.5倍の86億5000万ドル。研究開発費が約8.4倍の30億6400万ドルと膨らんだほか、一般管理費も約2.6倍の16億3800万ドルと拡大した。
月間アクティブユーザー(1カ月で1回以上利用したユーザー数)は9900万人と、前年同期の7600万人から増加した。
コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は電話会見で「19年が投資のピークだ」と説明。「20、21年と赤字は減っていく」との見通しを示した。
(2019/8/9 12:00)