[ ICT ]
(2019/8/14 10:00)
米航空当局はアップルが最近バッテリーの発火リスクを明らかにしたノート型パソコン(PC)「MacBook Pro(マックブック・プロ)」の一部モデルについて、航空機への持ち込みを禁止した。連邦航空局(FAA)は発表文で「アップルのマックブック・プロの一部製品に使用されているバッテリーのリコールを認識し」、米国の主要航空会社にリコールについて警告したことを明らかにした。
FAAはリコール対象のバッテリーを搭載した製品に関する2016年の安全上の指示に従うよう航空会社に促した。アップルのリコール対象のノート型PCは、貨物もしくは搭乗客の手荷物として機内に持ち込めなくなる。
欧州航空安全庁(EASA)も今月、マックブック・プロの一部モデルに関して警告を発しており、リコール対象のリチウムイオンバッテリーを搭載した機器は飛行中に電源を切り使用しないことを義務づけた17年のルールに従うよう域内航空会社に通達した。
アップルの問題のノート型PCは15年9月から17年2月にかけて販売された15インチ型マックブック・プロの一部モデル。同社は今年6月、「限られた数の旧型マックブック・プロの15インチモデルで、バッテリーが過熱し発火するリスクがある」としてリコールを発表していた。(ブルームバーグ)
(2019/8/14 10:00)