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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/9/4 11:30)
昨年、南カリフォルニアで消防車に衝突する事故を起こしたテスラ車の運転者は、運転支援システム「オートパイロット」の作動中に下を向いて携帯電話のようなものを見ていたことが、目撃者の証言や調査担当者が発表したデータで分かった。
オートパイロットに関連するテスラ車の事故を複数調査している米運輸安全委員会(NTSB)は3日、多数の暫定報告書を発表。その中に2018年1月22日に起きた衝突事故の目撃者証言も含まれていた。運転者は事故当時、携帯電話を使用しておらず、前方を見ていたと調査担当者に話したが、コーヒーまたはパンを持っていた可能性がある。
テスラがNTSBに提出したデータによると、オートパイロットは衝突までの13分48秒間にわたって作動していたが、その大半の時間は運転者の手がハンドルから離れていた。
オートパイロットの普及拡大は一部の事故防止に寄与している可能性もあるが、新たなリスクも招く恐れがあるかどうかに注目が集まるのは確実だ。米国ではオートパイロット作動中のテスラ車で少なくとも3件の死亡事故が起きている。NTSBは南カリフォルニアでの事故原因について4日に発表する予定だと、ツイートで明らかにした。
テスラにコメントを求めたが、今のところ返答はない。(ブルームバーグ)
Public docket opened Tuesday, for investigation of Jan. 22, 2018, Culver City, California, highway crash involving a Tesla & Culver City Fire Dept. fire truck; https://t.co/UbgF0ll9dA. Final accident brief, including probable cause, slated to publish Sept. 4, 2019.
— NTSB_Newsroom (@NTSB_Newsroom) September 3, 2019
(2019/9/4 11:30)