(2019/10/16 05:00)
日刊工業新聞社が16日に発行する「型技術11月号」は、「不良ゼロを目指す! 事例から見る金型製造・成形現場の改善アプローチ」を特集する。
自動車向けをはじめとする部品の高意匠化や複雑化、薄肉化が進む中、金型・成形に携わる各社は良品確保に苦慮している。本特集では、部品設計〜金型設計・製作〜部品成形の各工程での不良ゼロに向けた取り組みや、不良削減に貢献するツールを紹介。良品確保へのヒントを提示した。
総論は、高崎ものづくり技術研究所(群馬県高崎市)代表の浜田金男氏が、不具合の発生を未然に防ぐとともに、発生しても影響の拡大を防止する品質管理の考え方「エラープルーフ化」を紹介。金型設計・製作や量産立ち上げで、エラープルーフ化の考え方をどう適用するかをわかりやすく解説した。
企業の改善事例は、金属粉末の最適な選択による金属粉末射出成形(MIM)の品質向上や、金型構造の工夫によるガスアシスト成形の品質安定化、自社開発システムを活用したプレス部品のコスト・品質の向上などを取り上げた。特徴的な品質向上策に取り組む3社のリポートも掲載した。
(2019/10/16 05:00)