(2019/10/24 05:00)
モノづくり日本会議と日刊工業新聞社は「第16回/2019年超モノづくり部品大賞」の大賞にフジキン(大阪市北区)の「超高圧液体水素適合バルブ」を選出した。水素は液化すると体積が気体の800分の1になり、効率的な輸送や貯蔵ができるが、液化水素設備には耐低温、耐圧などでより高い性能が求められる。同部品は、99・9メガパスカルの超高圧とマイナス253度Cの極低温に対応し、同社の気体水素用バルブの10倍の流量を実現した。バスなどの大型車への高速充填ができ、液化水素ステーションの普及に貢献する点が高く評価された。(総合3に受賞部品・企業一覧)
超モノづくり部品大賞は、日本のモノづくりの競争力の源泉である部品や部材に焦点を当てた表彰事業。今回は72件の応募があり、機械・ロボット、電気・電子、モビリティー関連、環境・資源・エネルギー関連、健康福祉・バイオ・医療機器、生活関連の6分野から、大賞をはじめ34件を決定した。贈賞式は11月29日に東武ホテルレバント東京(東京都墨田区)で開く。
(2019/10/24 05:00)