(2020/3/13 05:00)
日刊工業新聞社が16日に発行する「型技術4月号」は「最新の放電加工技術と工程自動化」を特集する。放電加工は切削では難しい超硬合金の加工や狭ピッチ加工、工具の届かない深いリブ溝加工などに強みがあり、金型製造で重要な役割を担っている。一方、加工に長い時間を要し、また作業者が頻繁に加工の様子を確認しなければならないなど効率化が課題である。
特集では人手不足を背景に高まる放電加工の自動化、高速・高精度加工のニーズに着目。それを実現する放電加工機やツーリング、自動化システムの最新機能を紹介した。総論は静岡理工科大学理工学部機械工学科の後藤昭弘教授が執筆。加工条件の操作を自動化するための適用制御技術や、ワイヤ放電加工の断線を防止する技術の適用動向などを紹介した。
事例では、電極および加工対象物(ワーク)の自動交換システムや中子処理システム、自走式オートローダーを用いて複数台の放電加工機にワークを供給する自動化システムなどを取り上げた。放電加工機ユーザー3社の取り組みも紹介した。
(2020/3/13 05:00)
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